第1回 本の中のスイーツ会
2017年10月、八戸市にある八戸ブックセンターにて「第1回本の中のスイーツ会」を行いました。
スイーツにまつわる本(小説、エッセイ、漫画、絵本、雑誌など)を持ち寄り、本を紹介しつつ意見交換をする企画です。
最初に紹介された本は「フランスのお菓子めぐり〜子供が夢みるプチガトー〜」
著者 マリー・ル=ゴアズィウ (文),カトリーヌ・ドゥ=ラ=ウーグ (文),ニコル・テポー (レシピ),柴田 里芽 (訳)
⭐︎感想抜粋
「私が思うに、本で一番大事なのは、はじめの一文です。出来合いのものを、そのまま当てているのではなく、子供達の印象に残るようなお菓子を作って、それがドンドン受け継がれている。という意味の書き出しは、まず読みたくなります。レシピだけでなく、お菓子にまつわる、文化、宗教、地域をひとまとめにして紹介しているところが大変に興味深くて面白いです。」
続いては「フランスのなつかしいレシピ マミィお手製の保存食と楽しいお話」
ニコル・テポー (著)
⭐︎感想抜粋
「装幀が良いですよねぇ、なんか昔の童話みたいで。何か開けば面白いストーリーが始まるのではないかというワクワク感を彷彿とさせてくれます。家庭料理の道具の紹介とか、冊子も付いています。フランスの懐かしいお菓子の紹介、良い感じです。」
続いては「ケーキ やけました」
彦坂 有紀 (著), もりと いずみ (著)
⭐︎感想抜粋
「実はこれ、木版画で摺られているのですよ。データでダウンロード販売もしているのですが、やっぱりこれは本で欲しい。という訳で、ネットで注文して買いました。」
続いては「おべんとう 」
小西 英子 (著)
⭐︎感想抜粋
「米の湯気とかウィンナーの湯気まで描かれてあって結構リアルです。「ほかほか」、「じゅうじゅう」という言葉から作っている様子が連想されます。日々私たちが料理をする上で当たり前だと感じているような描写や音って、自分の生活を見直したり思い出したりするきっかけにもなるのではないかと思います。」
最後は「お菓子の包み紙 」
甲斐 みのり (著)
⭐︎感想抜粋
「表紙と帯が包装紙っぽいんです。中も箱っぽい、遊びがあります。店別に正統パーラーというシリーズがあったり、和菓子もあるし、作家別というのもあり、ヴィジュアルで見て楽しむ本です。すごいレトロで可愛いのもあります。包み紙で高級感も感じられたりします。青森に関係するものはあるかと思い探したのですが、なかった、。それでも青森出身の棟方志功が手がけた包装紙はあって、それは青森のお店で使われていた訳ではなく、京都とか富山で使われていました。その当時に依頼されて作ったのかはわからないですね。私のおすすめは五味太郎氏が手がけた、きびだんごの包み紙、これが可愛いんです。一個ずつパッケージの顔が違って、すごく小ちゃくて、チロルチョコぐらいのサイズで小包装になっているのですが、顔が違うので、可愛いんです。」
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